最近、ヘアドネーションが流行っているせいか、「自分の髪の毛(自毛)でかつらをつくれますか?」という問い合わせがよくきます。
結論からい言うと、「自分の髪の毛(自毛)でかつらは作れます。」
ですが、自分の髪の毛で希望のかつらを作れるか?というと、そうではありません。
かつらに使える髪の毛には条件があります。
かつらに使える髪の毛の条件
かつらに必要な髪の毛の量
かつらに必要な髪の毛の量は、かつらの面積や髪の毛の長さにもよりますが、数十グラムから数百グラム必要になります。
一般的な方の髪の毛の量でかつらを作った場合、作れてこぶし位の面積のかつらを作るのが精一杯です。
自分の髪の毛をカットしてかつらを作成した場合、短い髪の毛などは使うことができない為、思いのほか量が少なくなってしまったりするため、思っていたよりも面積の小さなかつらができてしまったり、思っていたよりも髪の毛の少ないスカスカなかつらができてしまう可能性があります。
かつらに必要な髪の毛の長さ
かつらの髪の毛は一本一本結び付けて作成するため、最低でも10cmの折り返し部分の髪の毛が必要になります。
20cmの髪の毛でかつらを作った場合、仕上りのかつらの髪の毛の長さは10cmになり。
30cmの髪の毛でかつらを作った場合でも、仕上りのかつらの髪の毛の長さは20cmになります。
男性用のかつらなら長さ的に問題ないかもしれませんが、女性用のロングのかつらを作るには、45cmから55cmほどの髪の毛の長さが必要になります。
かつら髪の毛の処理
かつらの髪の毛は、毛絡みを防止するために髪の毛の表面のキューティクルを酸で溶かして処理を行います。
毛染めを繰り返している髪の毛やパーマ、縮毛矯正などをしている髪の毛の場合、処理の過程でうねりなどの癖がついてしまったり、切れてしまう事もあります。
かつらの作製費
本来ならば一括して管理できるものも個別管理が必要になったり、一括処理できる工程も他の髪の毛と混ざらないように個別で作業しないといけない為、その分手間やコストが余計にかかります。
自分の髪の毛でかつらを作ったほうが安くできるのでは?と思っている方がいらっしゃいますが、真逆で通常作成よりも高額になる可能性もあります。
まとめ
かつらを作るには、ある程度の髪の毛の量が必要になり、ある程度の長さが必要になります。
また、かつらを作る工程上お薬を使い髪の毛を処理します。
全ての条件をクリアして自分の髪の毛だけで希望のかつらを作るのはなかなか難しいかもしれません。
長い髪の毛をバッサリ切るので記念に自分の髪の毛でかつらを作っておきたい!というのであれば良いかもしれませんが、実用的なかつらを作る場合は、自分の髪の毛にこだわらず、自分に合ったかつらを作成されることをオススメします。