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人毛かつらの髪の毛は染められるのか?

かつらマスター

美容師として美容室で10年近く勤務。 その後、かつら会社に転職。 現在も某かつら会社で10年以上勤務しており、お客様対応やかつらの施術を行っています。 かつらの事なら何でも聞いてください♪

お客様から「人毛かつらの髪の毛を明るくしたいので染められますか?」とお問い合わせをいただくことがあります。

人工毛かつらの場合は、化学繊維(ファイバー)でできているため、染色できない!という事はなんとなくご存知の方が多いのですが、人毛かつらの場合は人毛だから簡単に染色できる!と思われている方が多いようです。

実は、人毛かつらの場合も、暗く染めることはできても、明るく染めることができない人毛もあります。

なぜ、人毛なのに明るく染色できないのか?

一般的な人毛かつらの場合、一つのかつらを作成するのに、一人分の髪の毛では足りない為、複数人の髪の毛を混ぜてかつらを作成します。

中には、白髪の髪の毛が混ざっていたり、髪の毛を染めている毛なども混ざっていて、すべての髪色が均一ではありません。

そのため、髪色を均一にするために元々の色にかかわらず、すべての髪を一度明るく脱色します。

そして、明るく脱色した毛を黒色や茶色など希望の毛色に染めていきます。

その際、均一にしっかりと染まるように、洋服などを染めるのに使用する染料と同じような染料を使用し、熱を加え煮込んで染めていきます。

しっかりと染まる分、洋服の色を簡単に染めることができないように、人毛かつらも簡単に明るく染めることができなくなるのです。

明るく染色できる人毛

最近では、人毛でも明るく染色できる人毛も出てきています。

一般的に「レミーヘア」や「バージンヘア」と呼ばれる人毛で、一度もパーマやカラーリングなどをしていない健康で上質な人毛です。

「レミーヘア」や「バージンヘア」は入手が困難なうえ、一般の髪の毛と混ざらないように管理したり、手間がかかる為、一般的な人毛に比べ価格も高額になりますが、より自然な人毛に近いため染色が可能です。

まとめ

人毛かつらでも、人毛の処理方法によって、染色できる人毛と染色できない人毛があります。

「人毛=染色できる」と決めつけるのではなく、どのような処理が行われた人毛なのか、人毛かつらを購入される場合には、人毛の質についても確認してみてください。

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